2007.09.30
HUNTER's LOG

ハッ!いつの間にやら9月が終わりですか?もういくつ寝るとお正月ですか?なんか早送りかかってないですか?

とかいうおっちゃんのタワゴト(泣)はともかく、今日ははじめましてのLahmさん(ラムさん?ラームさん?)からのお便りです。


[ 名前 ] Lahm
[ 件名 ] 『明日へ架ける橋』を拝読して
[ 本文 ]
突然失礼致します。
ドス・ドンドルマやココット村、ポッケ村で狩りを続けておりますLahmという者です。
しばらく前に通りかかりましてから、『Hunter's Log』をいつも興味深く、あるいは楽しく拝見させていただいております。
(報道カメラマンonひめさんvsティガレックスの回など、お腹がよじれるほど爆笑してしまいました(笑)
と、あまり挨拶が長くなってもいけませんので本題へ。

『明日へ架ける橋』、拝読しました。
読み終わって、時々自分へ投げかけていた(そしてなかなか納得の行く答えを見出せなかった)、「なぜ自分はこんなにモンスターハンターが好きなのだろうか」という問の答え。
その形の一つを得たと思っています。
「選択」を積み重ねて、自分の分身(あるいはもう自分自身なのかもしれませんね)となったハンターが駆け、傷付き、戦い、ある時は敗北し、またある時は勝利の喜びを得る。
そんな『モンスターハンター』が好きなのだと。
そして、同じように生まれた、しかし全く違う「選択」を積み重ねてきたハンター達と共に駆け、助け、助けられ、ある時は敗北し、またある時は勝利の喜びを得る。
そんな『モンスターハンター』が好きなのだと。

もちろんこれは答えの一つの形であり、自分にとってはもっと多くの要素が絡み合って「モンスターハンターが好きだ」という事になっているのでしょうけれども、それでも何と言いますか……目の前が開けたような感覚を『明日へ架ける橋』を読み終わって感じたのです。

Gから狩猟生活に足を踏み入れた自分ですが、最近、様々なところから聞こえてくるフロンティアの近況に憤りと不安を感じていました。
ドスから抱いてきた不満もあって「モンスターハンターが好きなためにモンスターハンターが嫌いになりそうだ」という奇妙な状況に陥り、たかだかゲームのためにこうも思い悩む必要があるのだろうか、もうモンスターハンター自体を止めてしまおうかなどとも考えていました。

しかし自分がモンスターハンターが好きな理由、その答えの明確な「形」を得た今、自分は誰にでも「モンスターハンター」は自分にとって無二の物だと言う事ができます。
そして、まだまだハンターとして歩み続けて行く事ができます。

本来、ハンターであるならばならば自分自身で思考し、結果その道を開かなければいけなかったのでしょう。
ですが今はただ、こうやって道を開いて頂いた事に感謝の意を表したく思います。

さて、随分長くなってしまいました。
そろそろ失礼して、我々の「切り札」を胸に今日も狩りに出かける事に致します。
それではこれからも、良い狩りを!


HUNTER's LOG

Lahmさん、はじめまして。
時々自分で全体を見返しても「とっちらかってんなー」とうんざりするのですが(笑)…こんなサイトにおつきあいいただきまして、大変恐縮です。

自分の書いた物が、誰かが今日の一歩を進める力になる…このようなサイトを運営しているものにとって、これほど嬉しいことはありません。ことに、今回の様に身をおいている環境そのものへの危機感を持っての一文がそれを成したのならば、このサイトの存在は無駄ではなかった、と思うことができます。

>「モンスターハンターが好きなためにモンスターハンターが嫌いになりそうだ」
この一言に、現在のハンター達の気持ちが集約されていると思います。誰も、「モンスターハンターはダメだ」と言って止めていくのではないのです。そこにあるのはあきらめというより悲しみです。
中の人が見ている前でも、多くの熟練ハンターの方々がMHFから撤退し、あるいはモンハンそのものから身を引いてしまわれました。この様な中にあって、ポータブルシリーズしかやっていない駆け出しハンターの運営するサイトが何をしたら良いのか、何ができるのか…正直言って「できることなど何もなかろう」と思ってました。
しかし、中の人が「モンスターハンター」に見た可能性は、こんなことで崩れるものであるはずがなく、また、崩してはならないものでした。そして、意外なことにその可能性、その本質を問う議論がまったくと言って良いほどなされていないことに気がついてもいました。多くのハンターが止めていくのは、正にその「本質への思い」によってであるのにも関わらず、です。

その一点に視線をおいてこのゲームを始め、サイトを更新しているのは誰だったか。評価に耐えうる準備がまだできていない、というのは「ここでそれを持ち出さない」理由にはならないのではないか。99の読者が「読むに耐えない」と評しても、一人でもハンターとしてとどまる方がいたら、それで良いのではないか。
だから多少滑稽でも、書けることは書こうと思い直し、公開したのが「明日へ架ける橋」です。

幸い、Lahmさんをはじめ、何人かの方々が「ハンターでありつづけることへの力となりました」と仰って下さいました。「碑文」とまで評して下さった方も居られます。これは、逆に中の人が大きく力づけられ、先へ進む自信となったことでした。本当にありがとうございました。

しかし、やはりあの一文はまだまだ見切り発車の若書きの状態で出されたものだ、とも思います。逆に言えば、中の人にはもっと深く、また、もっと大きなものが見えてはいます。そこに追いつけるまで、それを表現できるところまで、まだまだ長い道のりがあるんだと思い、今日もコリコリやってるわけですが…ま、ここしばらくは「Hunter's Life」に書いた様なテイタラクではありましたが(笑)。

往生際の悪さと気の長さだけが売りの(笑)HUNTER's LOGなので、きっと諦めることなくこの先もこのサイトはそこを目指して続いていくと思います。もしよろしければ、その行く末を見届けてやって下さい。そして、気が向きましたら、「今日もハンターを続けている」ことをお知らせして頂けたら嬉しいです。同じハンターとして「あの時のあの方が、今日もどこかの狩り場を走っているのだ」というお知らせは、それだけでハンター全員の活力になります。

このサイトがお世話になってるハンターのみんなも、今日の狩り場を走っています。
われわれは、何一つ諦めてなんかいません。

では、いつかすべてのハンターが笑って集える狩り場が現れることを信じて。

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