Hunter's Log Tools
001:弓のクリティカル距離

長くなった、長くなったと大騒ぎの弓のクリティカル距離ですが、実際のとこどうよ?というわけで調べてきました。
もういい加減ビッケも村クエクライマックスだし、そろそろきちんとした距離感に基づいて立ち回らなきゃネーみたいな。

従来ガンナー(ボウガン)さんはこのクリティカル距離を検討・体感することから本格派へ進んできたわけで、弓でもそれは一緒でしょう。無印以来ボウガンにおいてこの計測方法は多大な工夫が凝らされている分野なので、今回弓もそれに習います。

まず前提条件から。MHP2ndにおける弓のダメージ計算の詳細は不明ですが、MHdosに準拠して、そのクリティカル距離のみがのびている、と想定します。武器倍率とかは今回関係ないですし。
すなわち弓は放れ(矢が放たれる瞬間)から一定時間「威力1.0倍」の状態が続き、その後「威力1.5倍」のクリティカルといわれる状態があり、以後「威力1.0倍」「威力0.8倍」と威力が落ちていく、という構造はMHdosと同じで、それぞれがどのくらいの距離に相当するのかを調べるわけですな。

本来矢(弾)の威力は距離ではなく時間によって規定されるのですが、射出後0.3秒とかいわれてもどうしょもないので、そうなる距離を体感するのです。

閃光ギアノス法(笑)

さて、実際の検証模様ですが、ボウガンで一般的だった「閃光ランポス法」をギアノスでやってみます。あ、「閃光ランポス法」はもともと「ヘビィな憂鬱」のりどる氏による緻密な計測方法なのですが(ブログはすでに閉鎖)、中の人はおおざっぱなので、結構はしょったやり方になってます。お気をつけて。

まずは接射(威力1.0倍)で何発でギアノスが沈むかを調べます。弓はパワハン I 、攻撃はすべてタメ1の連射Lv1(ヒット数が1)。複数矢が出ちゃうと当たったりはずれたりの誤差修正が面倒です。

接射:12発

となりました。

手の鳴る方へ
閃光ポン
ここからバックステップ
お次はバックステップを基準に距離と必要矢数の計測をするのですが、動き回るギアノス相手では計測のしようがありません。

で、閃光玉でピヨらせて撃つのですね。この際ギアノスは一定の攻撃でノックバックを起こし、下がってしまうので、袋小路に追い込んだ状態でピヨらせる必要があります。今回雪山頂上付近の旧キャンプ地を使用。

ギアノス1匹が無傷で残るように他のギアノスをを始末し、旧キャンプ地へ誘導して、上手いこと入ったら閃光ポン。

写真のように接射状態の位置からバックステップを繰り返し、それぞれの距離の必要矢数を調べます。

んまー、この旧キャンプ地に落ち着くまで、あちらこちらで何回やってみたことか…。これからやってみようという方のためにもう少し注意点をあげておくと、単に後ろが壁、という場合でやるとギアノスのノックバックが横にスライドするように発生してしまうので、クリティカルの境目あたりの数字がきれいに出ません。
また、今回のクエは村クエのギアノス20匹討伐を使ってるのですが、くれぐれもドスギアノスを先に倒すのをお忘れなく。

3バックステップ
4バックステップ
5バックステップ
6バックステップ
実際の計測値は以下の通り
(すべて5回試行の平均値 BSはバックステップ)。

接射:12発
2BS:12発
3BS:7発
4BS:7発
5BS:12発
6BS:14発

ま、きれいに出ましたな。
左写真で見ると、クリティカル相当の3バックステップ距離と4バックステップ距離で、大きなエフェクトが出てるのが分かります。

そこで、旧キャンプ地使用以前のノックバックしちゃったりの失敗編などからの体感修正を含めて図示するとこうなりますね。

1BS→| 2BS→| 3BS→| 4BS→| 5BS→| 6BS→|

威力1.0倍  威力1.5倍  威力0.8倍 

失敗とか体感とかいうのは、2BSで10発で死んじゃったよ?みたいな場合、ギアノスのノックバックに対するこちらの修正があってなくて、2.5BSくらいになっちゃってたと考えられる、とかそういう集積です。
(失敗も役に立ちます)

このサイトでも最初の方で「放物線の半分くらいはクリティカルなんじゃ…」とか大それたことを言ってましたが(笑)、ま、そんなわきゃねーということで。

とはいっても、MHdosでは、おそらく1ステップ分くらいしか無かったクリティカルが倍近く長くなっているのは確かです。特に後ろに延びた印象なのかしら(MHdosやってないので、この辺不明)。
あ、それとアーチャー以外の方がこれ読んで、「何?弓ってギアノス倒すのに10発とか撃たなきゃなんないの?」とかびっくりしちゃいそうですが、あくまで上の試行はタメ1という低威力の状態でのものです。メインで使われるタメ3ならば、このクエのギアノスなら(クリティカルで!)2発で十分です。

そんなこんなのクリティカル距離試行編でした。
もっともこれが実際の狩りで運用されなきゃ意味ないんですが(大変)。