2007.06.08 異形の重弩・後編

いよいよオーラスです。
エリア5の攻防をメインに、その他もろもろも書き漏らしなどを。
過去のラオ戦とかぶる部分も多いですが、このエリアは一種の定式の履行という側面が強いので、全部書いときます(ま、ラオ−ヘビィだと全編そんなですが)。

普通に追い撃ちすると大概こうなる
少し先へ照準
弱点がそこに来たら撃つ
さて、その前に(恒例)。前回書けなかった「スコープ問題」について。
今作から異様に使いづらくなってるボウガンのスコープですが、どうなっちゃたの?というと要は初動が遅くなった、ということの様です。ワンテンポ遅れてガっと動く様になったのでたまんないわけですな。何といいましょうか動きがついて来れなくなったガンダムに乗ってるアムロみたいな感じ(クリティカルガンダム世代)?
カピコンさんがマグネットコーティングしてくれるとは思えないので(意味分かんないお若い方はまわりのガンダム好きのおじさんに聞きましょう…後のことは保証しませんが)、さてこいつを如何とせん、ということになります。
結論から言うと「偏差射撃の要領」ということになったのですが…えーと、偏差射撃というのは…あー、簡単にいうと先読み射撃のことですな。要するに撃ちたい部分が移動してくる先に照準を合わせておく、ということです。偏差射撃と違ってそこへターゲットが来たら撃つ。
はじめのうちはあっちゃこっちゃにとんじゃうスコープに手を焼いて(いまでも幾分そうですが)、それが討伐への道を遠ざけてたのですが、上の要領を取り入れてからそれなりに安定してきました。実際の所は動画を見てもイマイチ分かり難いので、「そういう感じでやってんだよー」ということを念頭にやってみてください。おお、はじめて文章が動画の不備を補った様な。
拾うのは2個
それではようやく討伐模様にとって返しましょう。

とりあえずエリア4からエリア5へ移動するわけですが、ここでちょっと注意。普段どおりに貫通L1、通常L2を調合しながら移動してしまうと、支給品にある弾がもらえなくなっちゃいます。結構この支給の弾も貴重なので漏らさない様にいきたいですな。
あとはバリスタを使用するので、弾をとっていきます。支給の8発以外に写真の位置で2発拾っていきます。
そして錬金調合。この時点でまだカラの実はそこそこ残っているでしょうが、エリア5戦闘をのりきるほどではないです。カラの実×鉄鉱石=カラの実×5の錬金調合で増やしておきます(これがあるのでガンナーを目指す人は鉄鉱石をストックしとく癖がいります)。この際、錬金調合前にカラの実を使い果たしちゃったら当然増量できなくなってしまうので、その点ご注意。んなアホな、と思いますかねぇ、中の人は前作で何回もやっちゃいましたが。

照準位置 黒い点がヒット

まずはバリスタ。
写真の位置を狙って、4〜5発撃ったら少し照準を下げて、とやると全弾ヒットします。全弾(10発)ヒットさせれば2回怯みが起こるので、そのくらいを目安に。
バリスタ後は飛び降りて怪力の種を飲んで下で攻撃。この怪力の種のことを忘れてましたね。怪力の種はエリア2〜5の全行程で使用します。拡散L2には攻撃力アップの上乗せは反映されないので、どのエリアも拡散撃ったら怪力の種をゴックン。エリア2・4・5では3分ごとに飲んでいきます(エリア3は1個で良い)。

的確に弱点を
このタイミングでポチットな
さて、バリスタ後の下での攻撃は貫通L1で。攻撃できる時間は短いですが、エリア4で大ダウンが出なかった場合はこの攻撃で出る可能性もあるので、しっかり狙っていきます。攻撃は弱点をとらえやすい右サイドから。
で、砦前に到達したラオが咆哮したら撃龍槍モードへ。モドリ玉→キャンプ→砦上とやる場合はラオの咆哮が終わってからモドリ玉を使用します(咆哮が連続することもあります)。モドリ玉→咆哮硬直とやるとモドリ玉効果がキャンセルされてしまうので注意。
今回ははしご登りで。ラオが立ち上がったら十分間に合います。撃龍槍発射までのすき間時間も調合などに使用。
撃龍槍の発射は立ちタックルでも四つ足タックルでもタックルモーションに入る瞬間にGO。火事場使用のケースは相討ちすると死んじゃうので心持ち早めに。
甲殻越しに弱点を射抜ける貫通L2
確実に側面がとれたら貫通L1
立ち上がったら通常L2
斜めからの射撃になってしまう場合は
立っていても貫通で臨機応変に
撃龍槍後はもう、下に降りてただひたすらに弱点を撃ち抜くのみ。
注意点としては怪力の種の使用を忘れないこと。

ただ、前作と違ってラオがうろうろするのでちょっちコツがいります。
要点としては…

前方・後方からの射撃になってしまうケース
→貫通L2使用で甲殻越しに弱点を撃ち抜く

側面がとらえられている
→貫通L1で攻撃

ラオ立ち上がり
→真正面から通常L2を撃ち込む
(前回指摘の拡散L2の撃ちきれなかった分はここで使うと良い 狙いは通常L2と同じ)
→ただし斜めからの狙撃になってしまうケースではラオが立っている際も貫通L1を使用。

という感じで。右往左往するラオに対して、完全に側面をとろうとすると転がり移動時間のロスが大きすぎるので、ある程度は甲殻越しの射撃が必要となると思います。このために貫通L2を温存していたのですね。

ヒドイ時には砦に完全に背を向けて、エリア中央の空中に体当たりかましたりする今作のラオです。弾の運用だけではなく、ラオの右往左往の行く先を予想する技術も必要となりますが…今のところ何とも言えません。中の人が対応できてる以上は何らかのパタンがあるはずなのですが…言語化できるまでにははっきりしてませんな。

咆哮中に調合
完全に後ろ向いてしまったりも
どの弾もスゲー勢いでなくなっていくので(そうでなければならない)、ラオの咆哮に合わせた調合技術は必須。硬直ポーズになってしまうと調合はできなくなってしまうので、その前に調合を始めます。

もっとも、この最終防衛では、高威力の最上位クラスのヘビィを使用すれば、おそらく連続怯みでラオの動きを止めることができると思います。そうであるならばラオの右往左往は無くなるので、貫通L2を重視する必要は無くなりますね。
今回の見切りレックスくらいですと、中の人の腕ではラオの動きを止めるほどには怯ませることができないので、こういった措置になりました。
では、そのあたりの模様を動画でどうぞ。

まずは貫通L2運用の模様。

お次に貫通L1と通常L2運用の模様
最後の注意として討伐シーンの画像を一枚あげておきましょう。砦の耐久度が90%なのが読めるでしょうか。

「俺様スゲー!」という点はさておき(笑)、要は結果的にこうなるくらい弱点狙撃によってラオを怯ませないと討伐できない、ということです。ラオを怯ませて砦への攻撃をほとんどすべて潰すくらいの感じで、ようやっと討伐が見えてくるわけですね。

さて、以上で解説はおしまいです。
あとはどちらのラオを見ることになるか…「ラオの背中(討伐ムービースタート)」が出た際の「ゾクリ」と来る感覚は、この取り組みをやった人だけが味わえるご褒美です。

失敗したとしても95%は削っている。成功したとしても残り1分を切っている。下位ヘビィ灰ラオ討伐は、そういった取り組みです。ヘビィがもっとも「アツい」武器になる瞬間、と言っても良いでしょう。
万人向けの取り組みとはとても言えませんが、「その瞬間」には他を圧倒する価値があることは保証します。時にはこんなギリギリの条件も悪くない。そんな1戦でした(全然「1戦」じゃねーだろ、というツッコミは不可)。

後記

『悠遊曼荼羅』のNascaさんも言われている様に「ラオ−ヘビィ」というのはヘビィガンナーの卒業試験的な感じがあるクエです(これはまったくその通りです)。なので、今回記事もヘビィの基本そのものをほとんどはしょった記事となりました。ガンナー初心、という方が今回の一連の記事を読まれても「わけわかんねー」という感じになっちゃったかもしれませんね。弾の特性とか使用するボウガンの特性とかいろいろなことを了解していないとそもそもやりようもないクエなのですが、そのあたりはまたの機会に。

また、ラオ−ヘビィ(に限った話ではないですが)戦のアウトラインというものは、先達のガンナーの方々によって完成されているものです。中の人はあんまり広くネットをさまよう質ではないので、全貌など知りようもないですが、ラオ−ヘビィに関しては100%『あるヘビィガンナーの生涯』のA-Gunner氏の緻密な検証によって勉強させていただきました。うちみたいに長いだけでちっとも要点を得ない文章と違って、まさに「研究」と呼ぶにふさわしい密度でなされた検証の数々は、後続のヒヨコガンナー(中の人のことです)たちにとっては「宝」以外の何ものでもないですね。
前作のラオをウンウン唸りながらA-Gunner氏のテキストと首っ引きで撃退したり討伐したりしていた数ヶ月前は、中の人も単なる読者でした。それがまぁ無謀にも、身の程知らずにもこうやって記事を多くの方に読んでいただける様になっちゃったのですから世の中分からないものです。

そんなわけで今回の記事は『あるヘビィガンナーの生涯』様に感謝を捧げつつ幕ということで。
どうもありがとうございました。おかげさまで、ヒヨコガンナーも「ちょっと生意気なガンナー」くらいにはなれました。